体での燃焼の仕組みを研究した。 悲運の研究者、ラボアジエ。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

体での燃焼の仕組みを研究した。

悲運の研究者、ラボアジエ。

酸素、水素、窒素の命名者。

フランス革命で処刑されたマリーアントワネットは有名ですが、

時を同じく、研究者ラボアジエも有名な人物です。

サプリのコマーシャルで、燃焼系、燃焼系と、マッチョな
お兄さんが、ペットボトルを抱えてやってたやつ!

覚えていますか?

体脂肪を燃焼するとも使っていますが、一体、いつから

燃焼という言葉が言われだしたのか?

私たちの体の中で、火は燃えていないのに、食べたものが

燃えるのか?

その、体の仕組みと、謎を解明したのが、

生理学の祖と言われる、ラボアジエです。

(1743年8月26日生まれ〜 1794年5月8日没)

ラボアジエの父親は弁護士であったため裕福であり、

化学、植物学、天文学、数学を学び、自分は、世の中の

ためになる研究こそが、天職であると決めました。

しかし、研究を全うするのにも、全財産を投じても無理と悟りました。

当時のフランスでは、科学者に資金援助制度などないため

彼は、パリの徴税組合に参加して、徴税請負人になり研究費を稼ぎます。

その任にあるものは、市民から税金を徴収して、一定額を公庫に

納入すれば、残りは自分の収入とすることが許されていたいたので

彼の収入は莫大で、それを研究に投入したのです。

ラボアジエは、28歳の時に徴税人の同僚の娘であるマリー・アンヌと結婚しています。

この後夫婦で、数々の不朽の業績をうち立てたていきました。

その一つに、生物の呼吸と燃焼の研究があります。

人体における、呼吸の仕組みを10年に及んで研究を行いました。

彼は、被験者にマスクをつけさせ、空腹時、食事中、休息時、運動時

など、様々な条件を変えて人体の呼吸を調べ、人体から出た呼吸中の

炭酸ガス量は、被験者の運動が激しくなるにつれ、また体温の維持を

必要とするにつれて増大することをつきとめました。

このようにして、ラボアジエは、呼吸によって体内に入った酸素は

体組織中の炭素と結合して炭酸となること、したがって呼吸とは、

炭の燃焼と似た体内の燃焼であることを立証しました。

この業績により、生理学と栄養における学問の始祖となったのです。

【非業の最後】

ラボアジエの妻、マリー・アンヌは、夫を心から尊敬して、夫の

ために英語を習って英語の論文を翻訳した。さらに彼女は

常に夫の実験を手伝い、実験ノートをとっています。

そして、1789年、これまでの研究成果を集大成した

不朽の名著「化学原論」を出版しました。

しかし、この年、フランス革命の発端になる、バスティーユ監獄

の暴動が勃発。ラボアジエにも生命の危機が迫っていました。

革命により成立した国民評議会の命令により、ラボアジエが

所属する徴税組合及び組合員は、「人民を搾取した」という罪により

徴税人は次々に逮捕され、監獄に入れられました。

彼は、逮捕される前に、「私は人類のために有益な研究を行ってきていて

これからも、行いたいので、どうか命を奪わないでください。」

と自ら、悲痛な嘆願をしましたが、新しい共和国に科学者はいらないと

聞き入れられなかったのです。

マリー・アンヌも、夫を救おうと四方八方手、手を尽くしましたが、

結果は変わることがありませんでした。

彼女は、裁判でも革命会のメンバーに向かって、こう言い放ちます。

あなたがたは正義のためでなく、欲のために徴税人を殺し、彼らの

財産を奪おうとしているのでしょう!

私の夫は何の罪もなく死なねばならないのです。

彼女の悲痛な訴えも聞き入れられることもありませんでした。

この頃、有名なマリーアントワネットも

1793年10月15日、コンコルド広場で処刑されています。

ラボアジエは、その後、1794年5月8日、ギロチン台で処刑される前夜に友人宛に

手紙を書いています。

「老衰に苦しむことなく、老いと無縁なまま死ねるのはありがたいことです。

心残りは家族のために何もできず、感謝の証拠を残せないことです。」

と書いています。

残念なことにラボアジエは、処刑されてしまいましたが、処刑前に、「化学原論」を

書き上げていたことは、後世の我々にも幸いであり、もしも、彼の偉業である化学原論

が出版することなく処刑されていたら、われわれの文明の進歩は100年以上遅れていたと

言われるくらいの功績と言われます。

その後、マリー・アンヌは、ラボアジエの財産を取り戻し、1836年、彼女が78歳でなくなるまで

科学者を自宅のサロンに招いて、議論し、化学の貢献に寄与したとそうです。

人間は、なぜ息を5分止めたら死ぬのか?

おしっこが3日、出なかったら死ぬのか?

うんこが出ない、極端に7日間便秘しても死なないのか?

私たちの体で食べ物がエネルギーとして使われて、燃えかすになり

そして、汗と、おしっこ、息で代謝される過程を解き明かした、偉大

な人でも、こんな苦労があったんだなと、歴史を紐解くと、悲運でもあったのかな。

私にできることは、過去の偉人の研究をわかりやすく伝えていくことですね。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

SNSでもご購読できます。

Leave a Reply

*